この記事の結論
LINEMOがおすすめなのは、「月のデータ使用量が3GB以下か10GB前後、または30GB前後」で「オンライン手続きに抵抗がなく」「シンプルな料金プランを求めている」人です。逆に、店舗での対面サポートや家族割の大幅割引を重視する人には向いていません。
元キャリアショップで営業をしていた経験と、3人の子どもを育てながら実際に家族の通信費を管理してきた立場から、良い面も悪い面も正直にお伝えします。
LINEMOとは?基本情報をおさらい
LINEMOはソフトバンクが提供する、オンライン専用の格安SIMブランドです。ソフトバンクの回線をそのまま使えるため、通信速度は大手キャリアとほぼ同等です。
料金プランは2つ
現在のLINEMOは、「LINEMOベストプラン」と「LINEMOベストプランV」の2つの料金プランを提供しています。
| プラン | 利用量 | 月額料金 |
|---|---|---|
| ベストプラン | 3GBまで | 990円 |
| ベストプラン | 3GB超〜10GB | 2,090円 |
| ベストプランV | 30GBまで | 2,970円(5分国内通話定額込み) |
※料金は税込。以前の「ミニプラン」「スマホプラン」は廃止され、現在はこの2プランに統合されています。料金・容量は改定される可能性があるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
データ超過後の速度制限
- ベストプラン:10GB超〜15GBは300kbps、15GB超は128kbpsに段階的に低下
- ベストプランV:30GB超〜45GBは1Mbps、45GB超は128kbpsに段階的に低下
※速度制限の仕様は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
ソフトバンク回線を使う格安SIM(オンライン専用ブランド)
店舗を持たず、Web上のみで申し込みから契約まで完結する仕組みです。契約サポートは基本的にオンライン対応で、この特徴が後述する「おすすめな人・おすすめしない人」を分ける大きなポイントになります。
結論|LINEMOがおすすめな人の特徴7選
ショップ店員時代、実際に「LINEMOに乗り換えて満足していた」お客様には共通点がありました。以下に当てはまる人は、乗り換えを検討する価値が高いです。
1. 月のデータ使用量が3GB・10GB前後、または30GB前後で収まる人
自分のデータ使用量をスマホの設定画面で確認し、直近3ヶ月の平均が3GB、10GB、30GBのいずれかに近いなら、無駄なく料金を最適化できます。ショップ勤務時代、多くのお客様は自分の使用量を把握しないまま大容量プランを契約していました。まずは実際の数字を確認することが第一歩です。
2. ソフトバンク・ワイモバイルのサブブランドから乗り換えを検討している人
同じソフトバンク回線を使っているため、エリアの心配なくそのまま乗り換えられます。ただし、ワイモバイルは家族割・おうち割・店舗サポートが充実しているため、それらを活用中の人はワイモバイルのほうが総額で安くなることもあります。データ容量や割引状況によってはLINEMOのほうが安くなるケースがある、という程度に捉えて、乗り換え前に両方の料金をシミュレーションすることをおすすめします。
3. LINEをよく使うがギガ消費を気にしたくない人(LINEギガフリー)
LINEのトーク・音声通話・ビデオ通話がデータ消費量にカウントされません(※LINE NEWSや一部の外部連携サービスなど、対象外のコンテンツもあります)。家族間の連絡や子どもの見守り用にLINEを多用する家庭では、この恩恵は小さくありません。なお、海外での利用時はLINEギガフリーの対象外となる点も覚えておきましょう。
4. オンライン手続きに抵抗がなく、実店舗でのサポートを必須としない人
契約・機種変更・解約まで、すべてWeb上で完結できる人に向いています。逆に言えば、少しでも「対面で相談したい」という気持ちがあるなら、この時点で慎重になったほうがよいでしょう。
5. 家族割・セット割よりシンプルな料金体系を優先したい人
複雑な割引条件を計算するより、「使った分だけシンプルに払いたい」というニーズに合っています。
6. キャリアメール(@softbank.ne.jp等)が不要な人
キャリアメールは有料オプションとしての提供となります。料金は改定される可能性があるため、契約前に公式サイトで最新の金額を確認してください。GmailなどのフリーメールですでにID連携が済んでいる人には影響がありません。
7. 契約期間の縛りなし・解約金なしで身軽に乗り換えたい人
最低利用期間や解約金がないため、「まず試してみて合わなければ変える」という選び方ができます。ショップ営業時代、この「縛りがない」という安心感が決め手になったお客様を何人も見てきました。
逆にLINEMOをおすすめしない人の特徴
比較記事の多くはメリットばかり強調しますが、正直に言うとLINEMOには明確な弱点もあります。
1. 対面での相談・サポートを重視する人
LINEMOの契約サポートは基本的にオンラインでの対応となり、ソフトバンクショップでは案内が限定的です(有料サポートを受けられるケースもありますが、無料の店舗サポートは期待できません)。契約トラブルやデータ移行につまずいたとき、対面で相談しづらいのは想像以上にストレスになります。スマホ操作に不安がある方や、親世代のスマホを管理している方には慎重な検討をおすすめします。
2. キャリア独自のサブスク・ポイント経済圏をフル活用したい人
大手キャリアが提供するような独自の動画・音楽サブスクとのセット割引は、LINEMOにはありません。すでに大手キャリアの経済圏(ポイント還元やセット割)を活用している人が乗り換えると、トータルでは損をするケースもあります。
3. 家族割引をフル活用して世帯全体のコストを抑えたい人
これは3児の父として実感している部分です。LINEMOには家族割引の仕組みがないため、家族割を利用している家庭では、大手キャリアやワイモバイルのほうが安くなるケースもあります。一方で、家族全員をLINEMOやIIJmioなど格安SIMに揃えたほうが安くなる家庭もあるため、「家族割の割引額」と「格安SIM同士を組み合わせた場合の合計額」を必ず両方シミュレーションしてから判断することをおすすめします。
4. 大きなキャンペーンを重視して乗り換えタイミングを選びたい人
LINEMOはPayPayポイント還元など、時期によって還元額が大きくなるキャンペーンを実施することがあります。一方で常設ではなく期間限定であることが多いため、「今の還元内容が今後も続く」とは限りません。キャンペーン内容は時期によって大きく変わるため、申込前に必ず公式サイトで最新の内容と条件を確認しましょう。
こんな人にはLINEMOがぴったり|タイプ別おすすめ度
| タイプ | おすすめ度 | 理由 |
|---|---|---|
| 一人暮らし | ★★★★★ | データ量に合わせてシンプルに選びやすく、割引条件を気にする必要がない |
| 学生 | ★★★★★ | LINE利用が多く料金を抑えやすいうえ、オンライン手続きに慣れている人が多い |
| 社会人(単身) | ★★★★☆ | オンライン完結の手軽さと料金のバランスが良い |
| 主婦・主夫 | ★★★☆☆ | データ量次第では合うが、家族割との比較検討が必須 |
| 子ども用スマホ | ★★★☆☆ | 料金は抑えやすいが、見守り機能は別途用意が必要 |
| 家族全員で契約 | ★★★☆☆ | 家族割がないため、大手キャリアとの総額比較が前提 |
| シニア(初めてのスマホ) | ★★☆☆☆ | 対面サポートがないため、家族のフォローが前提になりやすい |
LINEMOとワイモバイルの比較
| 比較項目 | LINEMO | ワイモバイル |
|---|---|---|
| 通信品質 | ソフトバンク回線 | ソフトバンク回線 |
| 店舗サポート | オンライン中心 | ○(全国店舗あり) |
| 家族割 | なし | ○ |
| LINEギガフリー | ○ | × |
| 契約期間の縛り | なし | なし |
| 料金の安さ(単身の場合) | ◎ | ○ |
使っている回線自体はLINEMOもワイモバイルも同じソフトバンク回線です。エリアは同じソフトバンク回線を利用しており、通常時の通信品質も大きな差はありません。違いが出るのは、サポート体制と料金体系の部分です。対面サポートや家族割を重視するならワイモバイル(詳しくはこちらの記事で比較しています)、料金のシンプルさとオンライン完結を重視するならLINEMOが向いています。
LINEMOをおすすめできないケースでも検討したい格安SIM
「対面サポートが欲しい」「家族割を使いたい」という人は、以下のような選択肢も比較検討してみてください。
- ワイモバイル:ソフトバンク回線・全国店舗あり・家族割が充実。対面サポートを重視する人向け
- IIJmio:料金の安さと家族でのデータシェアのしやすさが特徴。複数回線をまとめたい家庭向け
- mineo:複数キャリア回線から選べ、パケットのシェアや繰り越しも柔軟。使い方の自由度を重視する人向け
いずれもオンライン申し込みが基本ですが、家族割やサポート面でLINEMOと異なる強みがあるため、ご自身の優先順位に合わせて比較することをおすすめします。
【実体験】元キャリア営業・3児の父が見たリアルな声
ショップ店員時代に見た「LINEMOに向いていた顧客」の共通点
キャリアショップで働いていた頃、格安SIMへの乗り換え相談を数多く受けてきました。実際に相談を受けた方の中には、月数GBしか使っていないにもかかわらず、高額な大容量プランを契約しているケースも珍しくありませんでした。使用量を確認せずに大容量プランを契約し続けていたことが原因で、実際に使用量を一緒に確認して低容量プランへ切り替えるだけで、月々の負担が大きく変わることも少なくありませんでした。LINEMOのようなオンライン専用プランへの乗り換えで満足度が高かったのは、共通して「自分のデータ使用量を把握していた人」でした。逆に「なんとなく安そうだから」で契約した人は、想定より使い勝手が合わず短期間で戻ってくるケースも見てきました。
3人の子どもの通信費をどう管理しているか
子どもが複数いる家庭では、通信費は積み上げると想像以上に家計を圧迫します。我が家でも、子ども用の回線と大人の回線でプランの考え方を分けています。データ使用量が少ない子ども用回線には低容量プランを、外出先での利用が多い自分の回線には大容量プランを、というように使い分けることで、無駄な固定費を減らせます。
※このセクションは、実際のプラン内容・月額料金・お子さんの年齢などご自身の数値に差し替えて執筆することを推奨します。具体的な金額が入ると説得力が大きく上がります。
乗り換え相談でよく聞かれた質問とその回答
ショップ勤務時代、格安SIMへの乗り換え相談で特に多かったのが「今の電話番号のまま使えるか」「データを使い切ったらどうなるか」という2点でした。結論から言うと、番号はMNPでそのまま引き継げますし、データ超過後も低速ながら通信自体は継続できます。この2点への不安を解消できるかどうかが、乗り換えを決断する分かれ目になっていました。
LINEMOのメリット・デメリット早見表
メリット一覧
- ソフトバンク回線でエリア・速度に安心感がある(混雑時間帯でも比較的安定している)
- 3GBは990円からとシンプルな料金体系
- LINEギガフリーでLINE利用がデータ消費にカウントされない(一部対象外サービスあり)
- 契約期間の縛り・解約金なし
- オンライン完結でスキマ時間に手続きできる
デメリット一覧
- 無料の店舗サポートなし(契約サポートは基本的にオンライン)
- 家族割引の仕組みがない
- 大手キャリアのような家族向け割引やセット特典は少ない
- キャリアメールは有料オプション(料金は要確認)
- データ超過後の速度制限が段階的で、使い方によっては不便に感じる
LINEMOへの乗り換え手順(向いていると判断した人向け)
事前準備(SIMロック解除・MNP)
現在お使いの端末がSIMロックされている場合は、事前に解除が必要です。また、電話番号を引き継ぐ場合は、現在はMNPワンストップに対応している事業者同士であれば、予約番号の取得なしで乗り換えられるケースもあります。ご自身の契約先が対応しているか事前に確認しておきましょう。
申し込みから開通までの流れ
- LINEMO公式サイトからプランを選択して申し込み
- 本人確認書類をアップロード
- SIM(またはeSIM)が届き次第、開通手続き
- APN設定を行い通信開始
eSIM対応端末であれば最短即日の開通も可能ですが、本人確認や審査、申し込み時間帯によっては翌日以降になることもあります。
>>LINEMOで料金プランを確認する
よくある質問(FAQ)
Q. LINEMOは子どものスマホにも使える?
使えます。ただしLINEMO自体に大手キャリアのような子ども向け見守り機能は含まれていないため、Androidなら「Google Family Link」、iPhoneなら「スクリーンタイム」といったOS標準の機能を別途設定することをおすすめします。
Q. 3大キャリアからの乗り換えで違約金はかかる?
現在は多くのプランで違約金なしで解約できるようになっています。ただし契約中のプランによっては条件が異なる場合があるため、乗り換え前に契約先へ確認しておくと安心です。
Q. LINEMOとワイモバイルどっちがおすすめ?
対面サポートを重視するならワイモバイル、料金のシンプルさとオンライン完結を重視するならLINEMOが向いています。家族割を組みたい場合もワイモバイルに分があります。
Q. LINEMOは速度が遅い?
ソフトバンク回線をそのまま使っているため、通常時の速度は大手キャリアとほぼ同等です。ただし、契約データ量を超過した場合は段階的に速度が制限されるため、超過後に大容量の通信を行うと遅く感じることがあります。
Q. テザリングは無料?
対応端末であれば、申し込みや追加料金なしでテザリングを利用できます。
Q. eSIMに対応してる?
対応しています。対応端末であれば、契約後にオンラインで即日開通できる場合があります。
Q. 海外でも使える?
「世界対応ケータイ」への申し込みで海外利用ができますが、LINEギガフリーは海外では適用されず、通常のデータ通信としてカウントされる点に注意が必要です。海外利用を予定している人は、事前に公式サイトで対応エリアと料金を確認しておきましょう。
まとめ|LINEMOが向いているかの最終チェックリスト
以下のうち3つ以上当てはまれば、LINEMOへの乗り換えを検討する価値があります。
- [ ] 月のデータ使用量が3GB・10GB前後、または30GB前後
- [ ] オンライン手続きに抵抗がない
- [ ] 対面での店舗サポートは必須ではない
- [ ] 家族割よりシンプルな料金を優先したい
- [ ] LINEをよく使う
- [ ] キャリアメールが不要
逆に、店舗サポートや家族割引を重視する人は、ワイモバイルや大手キャリアの割引プランも合わせて比較することをおすすめします。

通信業界歴約9年。大手携帯ショップで約5年間勤務し、店長として店舗運営やスタッフ育成を経験。その後、家電量販店や携帯ショップで約4年間、光回線・ホームルーター・スマートフォンの提案・販売に従事。現在は3児の父としての実体験も交えながら、格安SIM・iPhone・子どものスマホに関する情報を分かりやすく発信しています。

